【気分良く生きる。】~ワークスタジオ群馬流ゲレンデマジック~

取り組み

ワークスタジオ群馬では2月18日(土)に、たんばらスキーパークで2年ぶりにスキー実習を行いました。

スキーをするのは2年ぶりで2回目の利用者Cさん、スキー検定1級を持っている利用者Aさん、約20年ぶりにスキーをする支援員など、スキー経験は様々なメンバーが集まりましたが、事故もケガも無く、無事に楽しく行ってくることができました。

Cさんは、前回も担当していただいた阿部コーチから
「2年前と見違えるほど立派になったよ」
としきりにほめられ、自分自身でも成長を実感することができ、自信を得ることができたようです。

思い返してみれば、2年前のスキー実習に参加した利用者の中にはその時の経験がきっかけとなり、「“外”には楽しいことがたくさんあるんだ。“内”に籠っていてはもったいない」
と改めて気付くことができ、人生観も変わって就職への足掛かりとなった人がおりました。

上記2名の利用者の変化からも感じられることですが、
「スキーをすることによって精神的メリットがもたらされる」
という研究結果も報告されており、主に以下の3つのメリットが挙げられます。

  1. スキーは自己決定の場面が最も多いスポーツ(スピードの取り方、曲がるタイミング等)なので自律性を育むことができ、うまくいったときには自己有能感(「自分はやればできるんだ」という自信がつく)を得られる。
  2. 自然の中で自発的に五感をフル回転し試行錯誤していくことで、人間としての現実感や生きる力が養われる。
  3. 自然の中にいると“エンドルフィン”というホルモンが分泌され、幸福感がもたらされる。また、そのような幸福感に満たされた状況を共有することで利用者と支援員の情緒的な関係が豊かになることが期待される。

昔、バブルの時代には「ゲレンデマジック」なんて言って、スキー場で魔法にかかったように恋に落ちる人が多かったようです。
この言葉を拝借しまして、先に挙げたスキーをすることで得られる精神的メリットを
【ワークスタジオ群馬流ゲレンデマジック】
と名付けてみました。

とは言え、スキーをすることには思わぬ事故やトラブル等、リスクがつきまといます。
それでも「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉もあるとおり、大きな挑戦をしなければ得られない物もたくさんあります。

リスクがあること・前例がないことも、利用者のためになることならば、果敢にチャレンジしていく。
私がワークスタジオ群馬に就職してよかったと思う点のひとつは、所長である笠井のそんなポリシーのもとで働けることであります。

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