【映画は意外や健康ツール!?】

スタッフコラム

最近はわざわざ映画館まで足を運んで映画を見る機会が減り、インターネットでの動画配信サービスで映画鑑賞をする人が増えているのではないでしょうか。

映画鑑賞のメリットの1つが健康増進やストレス発散で、その効果は学術的にも証明されています。

例えば…

  1. コメディ映画で血流改善
    ⇒免疫力が高まり、代謝が良くなる
  2. 懐かしの映画で脳が活性化
    ⇒記憶力が高まる、ストレス指標が低くなる
  3. ファンタジー・SF映画で創造力向上
    ⇒自分なりの考えを構築しやすくなる

など、ジャンルによって様々な効果があります。

上記のような効果が期待できる良作!
と自信を込めて、今回は精神保健福祉士がおススメする映画をご紹介いたします。

  1. 笹川 和希のオススメ
    【グランド・イリュージョン】

    マジシャン4人で結成されたチーム「フォー・ホースメン」。彼らは、それぞれが得意なマジックを活用し、完全犯罪を行う。しかし、その裏では犯罪捜査のプロ「FBI」がトリックを暴くために奔走する。
    フォー・ホースメン、FBIの信念がぶつかる。

    話を盛りました。
    実際にはフォー・ホースメンのトリックにFBIが振り回されるお話です。

    この映画の見どころは、「如何にしてマジックを使い、銀行強盗をはじめ、完全犯罪を達成するか」にある。
    ここだけ抜き取ると悪徳集団が主役の映画のように感じるが、実は彼らの目的は「完全犯罪」ではなく、悪人から奪って得た金品を一般の人々に分け与える、悪事を暴露すること等にある。

    つまり、1本の作品で壮大な勧善懲悪の世界を楽しむことができ、見ていて罪悪感ではなく爽快感を得ることができる。

    ただ、トリック自体に雑な面が見られ、トリックが明らかになると「あれ、ここはどうやったの?」と別の謎が浮上し、明かされないことがある。
    ただ、映像としては高いクオリティなため、頭を空っぽにして「マジシャンすげー」と楽しめる方におすすめする。

    そんなグランド・イリュージョンは現在、2作目まで公開されている。
    もし、興味がある方は順番に見る前提で作られた作品なため、1作目から視聴することをおすすめする。

  2. 阪本 和樹のおススメ
    【Drコトー診療所】

    12月16日(金) 公開予定

    大学病院からドロップアウトした青年医師が、断崖絶壁の小さな孤島の診療所で再起し、島民と心を通わせていく、医療ヒューマンドラマの最高傑作。満を持して、16年ぶりに新作の公開です。

    思い返せば19年前にこの作品の第1シリーズを見たことがきっかけで、僕は福祉の業界に足を踏み入れ、主人公・五島健助(コトー先生)の姿に、自分の理想像を重ね続けているのかもしれません。
    ロケ地・与那国島に在住歴もあり、僕のルーツと言っても過言ではない作品です。

    僕は前職では精神科病院の相談員をしていましたが、様々なことがうまくかみ合わずに、わずか3年半でドロップアウトした後、ワークスタジオにご縁をいただきました。

    大きな病院で大勢の患者さんを相手に、漫然と1日が過ぎていった支援職よりも、コトー先生のセリフ『病気を見るんじゃない、人を見るんだ』を体現した支援ができるワークスタジオの仕事にやりがいを感じるのは、この作品にすっかり感化されている証拠なのだと思います。

    『僕は、離島の診療所で、大学の医局では学べなかった、多くのことを学びました。僕はこの島の人達に教えられて、ここで初めて、医者になれたと思っています』

    コトー先生のセリフのように、僕も精神科のワーカー室では気づけなかった多くのことを、ワークスタジオで気づくことができ、やっと、支援職としての自覚や使命感が芽生えたような気がします。

    人生において何か大切なものを見失っているもしくは見つけられないでいる方には、ぜひおススメしたい作品です。

家でゆっくりと映画鑑賞も良いですが、映画館まで足を運んで非日常的な空間で臨場感をたっぷり味わいながら映画を楽しむのも、また違った魅力があっていいかと思います。

寒くなり、外出がおっくうになってくる今の時期。
たまには思いきって映画館へ出かけてみたら、気分良く寒い時期を過ごすヒントが見つかるかも!?

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